うまのて雑記帳・うまのて的こころ

淡水小物釣りとB級グルメをメインにグダグダ書いたブログ


※更新停止に伴いコメント欄を停止したら過去のコメントまで読めなくなってしまいました。
たくさんのご意見ご感想ありがとうございました。

★3線軌条見納めか?

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箱根登山鉄道の小田原〜箱根湯本間は日本では貴重な営業用の3線軌条です(京急金沢文庫神武寺間も3線軌条になってますがあれは東急車輛〜JRの車両回送用)。外側の幅の広いほうは軌間1435mmで箱根登山鉄道の車両が使い、内側は軌間1067mmになっていて、乗り入れてくる小田急の車両(ロマンスカーも)が使います。
小田原〜箱根湯本間は線路の所有は箱根登山鉄道ですが、今は輸送量が増えたために早朝・夜間以外は専ら編成が長く定員の多い小田急の車両が担当しています(箱根登山の車両は長くても3両、車両も小さい)。
その箱根湯本までの間ですが、車体の大きな小田急の車両の幅に合わせてホームを作ってある為に車体の小さな箱根登山鉄道の車両がホームに入ると、ホームと電車の間がびっくりするほど開いてしまいます。また小田急の車両の床は登山電車よりも高いために小田急車両がホームに入ると登山電車の床の高さに合わせたホームでは低すぎて、よっこいしょ、という感じで階段を上がるようになってしまいます。
帯に短し・・・・ではないですが、どちらかにあわせるとどちらかに不都合になっている現状です。
バリアフリーの精神が広く浸透している現状ではこの状態はあんまりよろしくない・輸送量の確保の問題、この2点から箱根湯本までの使用車両は小田急の車両に統一されることになりました(ソース・小田急HP→http://www.d-cue.com/program/info/data.info/1413_7322448_.pdf東京新聞http://www.tokyo-np.co.jp/00/kgw/20060207/lcl_____kgw_____002.shtml)。
車両が統一されるとなれば通らない車両用の線路はいらなくなるわけで、3線軌条も見納めになる可能性も高いかと思われます。また、小田原駅の箱根登山線専用ホームも無用になるかも。
今後は箱根登山鉄道の車両は箱根湯本〜強羅間の限定使用になります。また、車庫は箱根湯本の手前の入生田(いりゅうだ)にある為に、入生田〜箱根湯本間は3線軌条が残るでしょう。

なんでこんな話を持ち出したかというと、祖母の家が登山電車の駅近くにあったので子供の頃はよく登山電車に乗っていたから。1〜2両でトコトコ走る可愛い車両、味わいのある白熱灯の点る車内。それでいて日本一の急勾配を登りきる力持ち、子供ごころに好きでした。なぜか新幹線やブルートレインよりも心惹かれましたねぇ。
箱根登山鉄道、私は未だに好きな路線のひとつです。スイッチバックに急勾配、雄大な箱根の眺めなど魅力はたくさん。箱根方面や彫刻の森にでも出かけるときにたまには鉄道でもいかがでしょうか。
 
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