うまのて雑記帳・うまのて的こころ

淡水小物釣りとB級グルメをメインにグダグダ書いたブログ


※更新停止に伴いコメント欄を停止したら過去のコメントまで読めなくなってしまいました。
たくさんのご意見ご感想ありがとうございました。

★久留米競輪で8人失格

 
ちょっと古い話ですが、6日の久留米競輪で前代未聞の珍事。↓ 
 
http://www.sponichi.co.jp/gamble/flash/KFullFlash20070706054.html
 
いやぁ、初めて見ましたね。こんなのは。連勝式が全て返還ということは、現在単勝複勝の発売のない競輪では事実上の全賭式(つまり売上げ全部)返還。特払いじゃなくて全返還だから主催者大損ですよ。
久留米のサイトでこのレース見ましたが、失格にしなくても・・・という感じもしなくもなかったですが。
ラインの先頭を任された自力選手がお互いを牽制し合い過ぎたんですね、これ。
結果的に飛び付こうと前で待っていた選手だけが、あと1周半になってもいつまでも上がってこない後続に痺れを切らしたらしく(あ、こりゃヤバイと感じたのかも)突然ダッシュ、後続8人はこの時点でやっと重大な事態に気づいたか踏み出し始めたものの、時既に遅し。
ちなみに先頭でゴールした選手ですが、”車券的には不成立”のこのレースも、競走としては成立しており、成績的にはキチンと1勝が認められます。もちろん1着賞金も支払われます。売上げ全返還した上に賞金持っていかれては主催者泣きたいでしょうね・・・・。
勿論泣きたいのは主催者だけではなく、失格した当事者たちも。競輪は”追走義務違反”と”周回誤認”はかなり罪が重く、過去の例で行くと追走義務違反は下手したら半年程度の「斡旋停止」になるかも。失格した選手たち、ひょっとしたら半年間無給になるかもしれません。
 
ま、これ以外でも最近では落車や失格がやけに目に付きますねぇ。
こないだの前橋の親王杯でも準決勝で佐藤慎太郎が内側追い抜きで失格、繰り上がった小嶋敬二が優勝したり、今日まで開催していた弥彦競輪でも岡部、武田などの本命選手があえなく落車。
ここまで大事なところでの落車・失格が目に付くと買うほうの気持ちも少し萎えますね。ま、そういうのもアリだと最初から多少は解ってはいるんですが・・・・。ちょっとレース中のトラブルが目に付きます。
そうでなくてもここ最近は、行くと見せかけてイン粘り等の若手の中途半端なレース、行くでも無く・番手の仕事も無く、流れ込みを図る中堅選手の明らかなヤル気無しの着狙いのレース・・・・・レース中のトラブル以外でもこっちが購買欲を萎えさせられる事象が多いです。
行くなら行く、捲くるなら捲くる、番手回りならそれなりの仕事はキッチリこなす、そのレースの中で自分の与えられた仕事はきちんとしてくれる選手が減ってくると、こっちの車券戦術に影響してきます。ワケのわからない運行ばかりする選手が本命ではやっぱり勝負できません。意味の無い落車を繰り返す選手が走っていたらそのレースは見送ります。
 
今のA級1〜3班・S級1〜2班の制度になる前(ほんの4年前ですが)、B級1〜2班・A級1〜4班・S級1〜3班の時代のほうがなんかレースが面白かったような気が・・・・。
A級にはA級の、B級にはB級の”スター”というか何と言うか、こっちが券を買いやすい選手がいました。A級だと東京の霧生和雄が優勝戦に乗ってきたときとか、
B級だと埼玉の小林政春(21期)。とにかくこの人は3日間の成績が1→9→1になることが多かった。だから初日は絶対”買い”。準決勝ではまずいらない。準決勝が大負けで3日目が一般戦だったら絶対”買い”。とにかく判りやすくて助かりました。
しかし、今のA級1〜3班・S級1〜2班制度になるにあたって小林選手はあっさり引退してしまいました。B級の相手では常に自分のレースが出来て勝ち負けの計算が成り立つものの、A級に組み込まれる2層5班の制度ではA級上位の選手も混じるために目標としていた1000勝の達成は難しくなってしまう、というのも引退理由のひとつと噂されましたが・・・・・。
 
上層部が意味の無い自己満足の”改革”を繰り返す度になんとなくつまらなくなってきたような競輪、果たして未来はあるのでしょうかねぇ。こないだ競輪のオフィシャルサイトでアンケートが実施されておりましたが、果たしてアンケートを基に良い方向へ改革する気はあるのでしょうか。
また来年も競走得点ノーカウントの”協賛レース”だとか、”国際競輪”が実施されていたらアンケートの結果や世間の評判を気にしていないという事になりますかね。