うまのて雑記帳・うまのて的こころ

淡水小物釣りとB級グルメをメインにグダグダ書いたブログ


※更新停止に伴いコメント欄を停止したら過去のコメントまで読めなくなってしまいました。
たくさんのご意見ご感想ありがとうございました。

★多度大社に行ったり名鉄に乗りまくったり笠松競馬行ったり 

 
あんまり仕事がヒマなので21〜22日に連休を取って出かけてきました。
とりあえず目的は名鉄の未乗区間を少しでも潰すこととモノレール廃線跡を見ること、笠松競馬に行くこと、この3つ。
 
まずは新幹線を豊橋で降りて豊橋鉄道に乗ることにしました。
豊橋鉄道新豊橋駅はいままでのバラックみたいな駅から一転、新たな駅舎が完成してちょっとびっくり。とりあえずは走行写真を撮りたかったので新駅舎を横目に一つ目の柳生橋目指して歩いてみました。
 
(↓柳生橋駅近くから花田信号所方面を望む)

 
花田信号所は元々は国鉄との連絡線があったりして貨物駅として機能していました。列車左側の側線がその名残でしょうか。現在でもバラスト積み込みなどに使われている模様。
 
(↓柳生橋を発車する新豊橋行き)

 
途中の車窓ではキャベツの収穫をしている風景も見ることができ、のどかな風景を堪能しつつ終点の三河田原へ到着。
 
(↓三河田原駅にて)

 
豊橋鉄道を往復した後で東海道線に乗り今度は蒲郡で下車、蒲郡線西尾線に乗ることにします。
名鉄蒲郡駅で2日間名鉄乗り放題になる「2DAYフリーきっぷ」を購入して名鉄蒲郡線に乗車しました。この蒲郡線、今は乗客減少に伴ってワンマン化されています。蒲郡と終点の吉良吉田以外では運賃の収受も車内で行う完全なワンマン運行。
車内は全部の座席も埋まることなく寂しげなまま終点の吉良吉田へ。ここで西尾線の列車に乗り換えました。運よく、まだ未乗の津島線も一気に潰せる佐屋行きが来ていたのでこれに乗車、しばらく車中の人となりました。終点の佐屋で尾西線を走ってきた弥富行きに乗り換えて弥富へ。弥富行きの列車は最近デビューした5000系。
 
(↓弥富駅にて名鉄5000系)

元々特急として走っていた1000系が特急運行の見直しに伴ってお役御免となったために、1000系の台車、機器を使って製造された5000系。見かけは新車でも運転席は2ハンドルだったり、パンタグラフシングルアームじゃなくって昔ながらの菱形だったりして所々タネ車の面影が。
ま、昔から古い車輌の足回りに新しい車体を載せて新車モドキを作るのが得意な会社でしたが、平成のこの時代にまたこの手法を使うとは。
 
とりあえず今日の目標の蒲郡線西尾線津島線の完乗を果たして弥富まで来たはいいが、今宵の宿に行くにはまだ時間が早い、どこかへ寄り道するか・・・・
そこで先日ネットで目にした多度大社の記事を思い出したので三重の多度大社を目指しました。「上げ馬神事」で有名な神社です。
関西本線の列車がしばらく無いのでちょっと歩いて近鉄弥富の駅から近鉄名古屋線で桑名駅に行き、そこから養老鉄道に乗り換えて多度駅に行くことに。
 
(↓桑名駅にて養老鉄道の車輌)

養老鉄道と名前は変われど、車輌は近鉄養老線時代のまま。
 
多度駅で降りて30分ぐらい歩きましたでしょうか、やっと到着。

 
階段の脇には「上げ馬神事」の時に馬が駆け上がる急坂があります。

 
この立派な厩の中に普段は「神馬」として本物の馬がいるのですが、この時は時間が遅くて既に引っ込んだ後でした、残念。

 
でも、少し上がると白馬の像が祀られている社もありました。

面白いことに、この社の前に何故か小袋に入った「豆」が売られておりまして、そこには”この豆は歯ぎしりに効く”旨の説明がされていました。ハテ?なんでまた歯ぎしりなんだろうか・・・・?確かにデカイ歯でバリバリ飼葉食べてる馬は歯ぎしりなんてしそうもないが。
でも、ご利益がこれほどピンポイントな”神”も珍しいなぁ。西新井大師境内の”イボに効く地蔵”というのを見て以来だ。
 
           〜〜〜〜〜
1日目は当初の目的以上に動けて大満足、しかし足腰に来るなぁ・・・もう若くないな。
名古屋のデパ地下で夕食を買い込んで今宵の宿へ急ぎました。
           〜〜〜〜〜
 
2日目の目標は、いつ無くなってもおかしくない広見線新可児御嵩間の乗車、現役時代に乗ることが叶わなかったモンキーパークのモノレール廃線跡を見に行くこと、そして笠松競馬。
しかし、慣れないマクラで朝5時に目が覚めてしまい今更寝付けないので、予定外でしたが未乗の三河線知立〜碧南に乗りに行くことに。ただ往復するのは芸が無いので、昨日乗った西尾線で吉良吉田へ行ってそこから三河線廃止区間代替バスで碧南まで行くことにしました。
 
昨日は時間が無くて良く見れなかった吉良吉田駅もすこし観察。
  
(↓吉良吉田駅駅舎)

 
(↓吉良吉田駅にて)

 
(↓吉良吉田駅から三河線廃止区間を望む)

三河線の一部廃止後も線路の一部は電留線として使われている模様ですが、その先は草ボーボーで完全な廃線跡の風情になってます。
 
(↓吉良吉田駅西尾線ホーム)

東武浅草を髣髴とさせる急カーブのホーム。
 
吉良吉田から碧南までのバスは通称”ふれんどバス”とのネーミングがされていて、運賃は大人200円、18歳以下100円の均一料金で、距離を考えたら格安。
でも格安にもかかわらず、終点までバスが満席になることは無く先が思いやられる状態。噂では鉄道時代の3割以下の利用人数だとか・・・・
三河線廃線跡松木島駅跡がちらっと見えたくらいで、バスの車窓からはあんまり確認できませんでした。
 
碧南駅からは三河線に乗車。かつては貨物取り扱いもあって賑わっていた駅らしいですが、現在は無人駅システム導入に伴って無人化、運転要員が詰めているだけで寂しい限り。また、現在は知立〜碧南の区間は名古屋方面への直通電車も無くなり往復運用のみ。列車もワンマン運行されていて利用者の減少をうかがわせます。
 
(↓いまだに手作業でサボを裏返す作業が健在)

運用されているのは今や名鉄では古参となる7700系が主流。このローカル区間を立派なクロスシートを装備した元・特急用の車輌が走ります。
 
知立から特急で一気に犬山まで行って、広見線新可児へ。
 
新可児駅では御嵩方面は独立したホームに追いやられていました。御嵩方面ホームへ行く途中には中間改札があり、まるで鶴見駅鶴見線ホームのよう。

 
(↓車内の運賃表)

どうやら、名鉄では閑散線区は割高な運賃を設定している様子。JRの地方交通線運賃と同じ感じですかね。
 
(↓無人化された御嵩駅)

 
(↓ひっそりとした御嵩駅で発車を待つ新可児行き)

新可児御嵩間の沿線には「乗って残そう広見線」のノボリがはためいていて、国鉄末期のローカル線沿線のよう。
しかし、来るときに御嵩まで乗ったのはわずか6人、帰りの新可児まで乗ったのは途中駅から乗った2人を含めて7人。しかも、そのうち私を含めた4人は”同業者”と見受けられ手にはフリー切符、首からカメラのいでたちで同じ車輌で往復。多数の乗客があるのは平日の通学時間だけなんでしょうかねぇ。バス転換やむなし、の雰囲気が強く漂ってます。
 
また犬山方面まで戻り、こんどは犬山遊園駅で下車、歩いてモノレール廃線跡をたどりに。
 
犬山遊園駅に今も残るモノレール線跡。

 
成田山山門近くから成田山駅を望む

 
モンキーパーク入場門の上を通り

 
道路を跨いで・・・

 
終点のモンキーパーク駅へ。

現役時代からマニアには知られた、モンキーパークに入らずモノレールから降りる幻のアクセス経路でしたが、駅へ上がる石段は既にフェンスが立てられていて駅までは入れず、残念。噂では、まだ解体されていない編成が残されているとかいないとか・・・・
 
さて、鉄道関係の目的はこれで果たしたので、モンキーパーク前から犬山駅行きのバスに乗り、各務原線で岐阜、そして笠松へ。
 
オグリキャップが昔と変わらずお出迎え。

場内はいつもの日曜と変わらず、といった感じで親子連れの姿も良く見かけました。
 
この日は1日10レース組まれていました。

10レース中7レースは4歳以上のCクラスの馬によるレース、残り3つはBクラスの馬によるレース。3歳馬の在厩が減ってるのでしょう(現在100頭弱)が、番組屋さん的には苦労するところでしょう。
 
たまには食堂でメシでも、と思いスタンド2階の「笠松競馬喫茶部」でミソカツ定食を。

 
いつものドテ煮と串カツも頂きました。

 
着いたときには既に6レース終了後でしたので、時間的には少なかったのですがいつも通り楽しかったです。最高齢の誘導馬ハクリュウボーイ号も元気な姿を見せていて、子供相手に愛嬌を振りまいていました。
 
帰りは竹鼻線羽島線岐阜羽島へ出てそこから新幹線に。
 
駅前にはこの駅の開設に一役買ったと噂の大野伴睦夫妻像が。

新幹線の終着・始発列車が数多く設定されていて、運用上重要な拠点である名古屋の隣にはいずれにせよ信号所なり退避施設が必要だったワケで、一口にこの岐阜羽島駅を「政治駅」の象徴のようにいうのはいささか短絡的な気がしなくも無いのですがねぇ、駅前にこんな像を作っちゃうからかえって「政治駅」呼ばわりされちゃって良くないような・・・・。
 
最後の最後、新幹線に乗り込むときにちょっとしたサプライズがありました。
新幹線に乗り込もうとドアの前まで進むと、びしっとスーツを着た大柄で体格の良い男性が降りてきまして・・・・
良く見たら競輪の山田裕仁選手。金網越しにはいつも見てるんですが、まさかこんな所で出会うとはビックリ。握手でもしてもらえば良かったかなぁ。
 
しかしまぁ密度の濃い休日でした。予定外の行動あり、綱渡り的な乗り継ぎありで。
これで名鉄知多新線空港線を残すだけになったかな。名古屋競輪あたりと組み合わせてまた中京地方を旅することにしますか。
 
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