うまのて雑記帳・うまのて的こころ

淡水小物釣りとB級グルメをメインにグダグダ書いたブログ


※更新停止に伴いコメント欄を停止したら過去のコメントまで読めなくなってしまいました。
たくさんのご意見ご感想ありがとうございました。

★完成するか、見直されるか。

 
帰ってきて3日経っても何だか体のキレが悪い・・・・年とったんだなぁ。
年と共に記憶力も衰えてるっぽいので忘れないうちに記事にしないと。
 
さて、今回の東北旅行は公営競技場訪問が目的じゃなくって「建築物探訪」的なのがメインだったので、今回はそんな話題を。
 
我が家の先祖が眠る東北のド田舎の近くに新たなダムが出来るらしい、というのを知ったので今回のスケジュールに組み込んでみました。
ダムの名称は「森吉山ダム」といそうで、ロックフィルダムとしてはかなりの規模と聞きました。
(このダムについてはオフィシャルサイトに詳しいです。当然、都合のいい記述だけですが→http://www.thr.mlit.go.jp/moriyosi/
 
内陸線の阿仁前田駅を横目に県道309号線を行くと、まもなくその姿が。
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これダム下流部にあたる「四季観橋」のたもとからの撮影です。
 
ここには数台止まれる駐車場やダムの完成予想写真なんかがあって
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ダムの全貌がよく見渡せます。
 
ここから眺めると、その規模に圧倒されます。↓クリックしてパノラマ画像でどうぞ、別ウィンドウで開きます。(ファイルサイズがクソ重い上にバカでかいですがご容赦ください。)
森吉山ダム
 
四季観橋を渡って間もなく右手に「森吉ダム広報館」なる立派な建物があります。「ここまでしてダム建設の正当性を主張しなければならんのか?」と思う方もいるかもしれませんが、どう感じるかはアナタ次第。
せっかく広報館に来たので、ダム側に設置された展望台から将来のダム湖を眺めてみました。
 
↓クリックしてパノラマ画像でどうぞ、別ウィンドウで開きます。(ファイルサイズがクソ重い上にバカでかいですがご容赦ください。)
森吉山ダム

 
もっと急峻な谷にダムを作るのかと思ったら、さほどの深さでは無いように感じました。
広報館に置いてあったパンフレットによれば、昭和47年と平成19年に発生した米代川流域の洪水はこのダムがあればかなり被害を縮小できたとか。
しかし、米代川水系のダムはここ以外にも5つもありますし、中でも米代川の支流の小阿仁川に作られた萩形ダムの水はかなりの量が下流に流されずに山を越えた杉沢発電所を経由して八郎潟町側に流されていて、米代川方面に流れる水の量は減っているはず。また、林業の衰退により人が入らなくなって保水力を失った山林や、耕作放棄に伴って荒地と化した水田など、降った雨が短い時間で河川に流入してしまう要因もあるわけです。森吉山ダム建設以外になんとかならんかったのか、と感じてしまいます。
 
そういえば、この森吉山ダムも国交相が表明した”見直しリスト”に入っているそうです。ここまで出来上がっているものをどうするんでしょうかねぇ。
まぁ見直しとなれば再びこの渓谷の紅葉も観賞できるんですが、果たして。
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(取材日2009年9月20日)