ここ最近、霞周辺で釣りをしていて良く聞く話といえば「タナゴはホントに減ったね〜」とか「在来は見なくなったね〜、バラとオオタナゴばっか」とかいう類の景気のよくない話が多い・・・・・。
で、”技術と根性は無いがフットワークは軽い”のが自慢(?)の私は、
と、急な思いつきで「青春18きっぷ」を2日分使って滋賀県に遠征してきました。まぁ、まだ釣ったことのないアブラボテも釣りたかったし。
土曜の夜に仕事が終わり次第、東海道線の下りに乗って日付が変わる所まで行ってそこで安宿東横インに飛び込んで、次の日の早朝に出発して滋賀まで行って釣りして帰ってくる・・・というスケジュール。
しかし、このスケジュールだと向こうに居られる時間は4時間程度になりそうだが、キツイのはハナから承知の助なので仕方ない。
春先の滋賀県内の水路は減水している所が多い、との事だったので現地の様子に詳しい釣友サワさんに最近の様子を尋ねてみれば、「確かに水は少ないが升を狙えばなんとか」との事。私が行ってみたい”東海道線沿線某所”でも釣果を出していられるようなので、その”某所”に向かうことにしました。
台風並みの強風が吹き荒れる中を出発、なんとか日付が変わるまでに豊橋までたどり着いたのでそこで1泊。本音を言えば最低でも名古屋までは行っときたかったけど・・・・・
次の朝は豊橋から東海道線の米原行に乗車。
これなら鬼門の大垣〜米原間の心配もなし。”大垣ダッシュ”もしなくていい(笑)
旅の友の駅弁はにはネーミングにつられて「秘境駅弁当」をチョイス。
(発売元・壺屋さんのHP→http://tsuboya-toyohashi.com/)
いろんな具材が入っていて美味しかったですよ。価格は1000円。
約2時間で列車は米原駅に到着。さらに引き続いて東海道線に乗り換えてお目当ての駅に到着。
事前の調べによればポイントの目の前までバスがあるはずなので、とりあえずバス乗り場に行こうとしたら駅前で「レンタサイクル」を発見。1日300円と格安だったのでこちらを使うことに。
県別マップル「滋賀県」片手にお目当ての場所を目指しましたが、周辺には大きな建物もあり、交通量の多い国道もありで「こんな所で?」と思っちゃいましたが・・・・
水位は前日の雨のせいでちょっと高くなっているようで、濁りも入っていて水中は見えず。
ところが、先客が居られて見てる間に次々と魚を釣ってるではないですか!
対面に構えて私も早速。
なにせ13時半までに上り列車に乗らないと夜10時までに家に帰れないし、とっとと始めます。
仕掛けはいたって普通のタナゴ仕掛け(ウキは量販店で買った中型中通し)で、ハリはマルフジの秋田狐スレ1号を使ってみました。
エサはとりあえず黄身練りを使ってみます。
で、1投目からアタリですよ。
はい、滋賀県名物の”銀鱗”ヤリタナゴのオス。
ウロコが乱反射してるように見えて独特な雰囲気。
メスはこんな感じ。
産卵管はまだあんまり伸びてないですね。
尾びれのあたりにみえる黒い点は、この地域の魚によく見られる特徴です。
この後も”バカスカ”ヤリタナゴが釣れ続いて、こんな立派なオスも混じりました。
エラ辺りもうっすらオレンジに染まり実にキレイ。
黄身練りの他に赤虫と玉虫も持参していたので一応試してみましたが、何を使っても「爆釣」。
キレイな個体が釣れ続いてテンションが上がってすっかり忘れてましたが「まだアブラボテ釣ってねーじゃん」。
とはいえ、アブラボテを狙って釣る技量は持ち合わせてないので運を天に任せて続けていたら、
はい、出ました。オスのアブラボテ。
なんだか写真写りがあんまり良くないなぁ。生で見るともっとグリーンが濃い感じでしたけど。
ともあれ、独特のオリーブグリーンがうっすら出始めた魚体、じっくりと見入ってしまいました。
この後でメスのアブラボテも出ました。
オレンジっぽい独特な体色。
結局アブラボテは2匹止まりでしたけど、ヤリタナゴは絶好”釣”。
うん、来た甲斐あるねぇ〜。霞の船溜まりのモツゴ・タモロコ並にヤリタナゴが乱舞ですよ。
90分ほどでにわか雨に降られたので、近くの道の駅に退避することにして納竿。この程度の雨だったら普段は止めないでしょうけど、なにせ爆釣でしたので(笑
ヤリタナゴ45、アブラボテ2、この他にカワムツが10くらい。
うむ、これだけ釣れるのなら青春18切符名物「熱海〜豊橋の”難行”」も苦にならないかも。いや、素直に金払って新幹線使って来る価値も大ありだろ、という話ですよ。
さて、あと1回分余った青春18切符をどう使おうか・・・・
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