このブログを以前からお読みの方はご承知かと思いますが、全国いろんな所で竿を出しております。
いろんな所へ出かけた折に楽しみなのは”ご当地グルメ”を食したり、スーパーに入ってみてその土地ならではの食文化を探るのも楽しみです。
あとは当然「釣具屋」にも入ってみます。そうしますと、街中のチェーン店ではお目にかかれないような”デッドストック”の品が店の片隅でホコリにまみれていることもあります。
たとえば、絶版になって久しい「さなぎ油」が普通に売っていたり。
しかも、フタがピンク色のじゃなくて旧デザイン。
ナツメ型のシモリウキがバラ売りしてたり（１個２０円か２５円だったかなぁ）、古いハリが売ってたり。
アンティークとしてとっておくことはせずに、日常の釣りで使ってしまうのがワタシ流。
店によっては外観に相反して今風の品揃えだったり、小物釣りにあんまり力が入ってなかったりする店もありますね。そういう時、”店に入った以上は手ぶらで出てくるということが出来ない”という気の弱い私はとりあえず練りエサとかを買って出てきます・・・・・結果、練りエサとか道糸・ハリスは向こう何年か買わなくても大丈夫なくらい在庫を抱えてます（笑）
以前、そんな釣具屋巡りの中でこんなモノを見つけました。
右書きのものとかもあって、見るからに古そう・・・・
どうやら鳥の羽を使って作った中通しのウキです。ちなみに買った時の値段はプレミア価格とかじゃなくって表記の値段でした。
書いてある宣伝文句がまたいいですね。
”当リガ鮮明ニ釣果百発百中”だそうですよ。使いたくなる宣伝文句です。
とりあえず、タナゴ用と書いてあるやつと大きめの目印をシモリウキ代わりに使って「小鮒用シモリ仕掛け」を作ってみました。
イメージとしては、乗っ込みフナ釣りに使ってるシモリ仕掛けをそのままスケールダウンした感じ。
丸カンの代わりに小さいハリス止を使用、上針はヘラ用のオモリ止めゴムで挟んで固定。草とか障害物が沈んでるポイントでは下ハリを外して使い、下針ばかりに掛かってくるような所では上針を外します。
上針のハリスは比較的張りのあるホンテロンを使って、少しでも道糸に絡みにくいようにしてます。
ウキに簡単に糸は通りましたがスカスカです。何十年前のモノか解らない鳥の羽が水を吸って、宣伝文句の通りに”水ニヒタシテ使ヘバ栓ノ必要ガナク適当ノ処ニ止ル”のでしょうか。
１時間程かかりましたが、きちんと”適当ノ処ニ止ル”ようになりました。鳥の羽を目印に使うというのを最初に発見した人はエライもんですな。
小さいサイズの目印は中通しウキとの組み合わせで目印代わりに。タナゴを始めとした汎用小物仕掛けとして使います。
半分に切って小さくしようかと思いましたが、潰れてしまってうまく切ることが出来なかったのでそのまま使うことにしました。
で、昨日この仕掛けを持って釣りに出かけたワケです。ボーナス直後ということで道が混んでるかなと思いましたが、東関道はそんなに混んでる印象はありませんでした。
幕張のＰＡで遅めの朝食、腹を満たした後で目的地へ。
まずは５尺の竿に小物仕掛けをセットして、小さな流れでヤリタナゴを狙います。
ハリは２つめの写真に載ってる播磨を使って、餌は黄身練り。
この流れの何処にでもいるということではなく、”拾い釣り”って感じですかね。
例によって細長いのに悩まされるのですが、
良い色合いのも含めて数が出ました。
ここいらでこんなにバッチリの色合いのオスは初めてかもしれません。
もう陽気はクソ暑いというのに腹黒具合も見事。
例の羽ウキの目印の感想ですが・・・効果はよくわかんない（爆）
流れもソコソコ早いし、ガンガン親ウキまで消しこんで引っ張るので目印なんか無くてもなんとかなってしまいますね。
今度はちょっと流れが緩めの水路。
ここも目印がどうのこうの言う以前にコイツらが引っ張りまくるので・・・・
メダカサイズのタモロコのくせにいっちょ前に仕掛けを引き込みます。
かろうじてヤリはメスが３つだけ上がりました。
しかし、細長地獄でタナゴ税が超激高ではやってられません。
霞ヶ浦湖岸へ向けて車を走らせ、次は羽ウキシモリ仕掛けを使います。
ホソで小鮒狙い。針は２本でエサは赤虫。
しかし、先週もベタ底よりも中層でアタリが連発したように、暖かいこの時期の小鮒は底に固執していないようなので常に底近くに餌があるこの仕掛けでは数が伸びませんでした。
でも、当たった時のウキの動きは面白いです。小鮒のくせに大型フナのように食いあげたりしますし。ウキの動きの面白さという点ではこの仕掛けはなかなか使えますかね。
結果的に数は出ませんでしたけど、面白かったです。「数」よりも「愉しみ」を優先するスタイルだと楽しめるのでは・・・あと、この日みたいに初っ端で良い釣りが出来て心に余裕がある時とか（笑）
今思ったんですが、晩秋以降に底近くに群れが固まってきた時には威力を発揮したりしませんかね？
既に目的は果たしてしまいましたが、せっかく来てるのでもう一箇所ということで以前に尺上が連発した所へ寄ってみました。仕掛けは乗っ込みフナ狙いの時に使っていた”シモリ仕掛け・大”。残念ながらアタリは遠く、１時間でフナは３つだけ。しかもサイズは小さいです。
でも、一つだけデカイのが出ました。
ビッグアームちゃん登場。このサイズのテナガエビだと、針を外す時に指を挟まれると結構痛い・・・・
この後は雨が落ちてきたのでここで納竿としました。
帰り道は茨城ではお馴染みのコンビニ、ココストアで「てりやきチキンピザ」を購入。
ピザの本場では恐らくありえない味なんでしょうけど。いや、海苔に照り焼きにマヨネーズなんて”恐らく”じゃなくて”絶対”ありえないでしょうかね。
でも、貧乏舌のワタシにはこういうのがとても美味しく感じられましてねぇ。
来週はワカサギが解禁かと思いきや２０日から解禁ではなく２０日まで禁漁なんですね、気を付けねば。
それにしても、季節ごとにいろいろ狙って遊んでると１年が早いなぁ。
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