さて、遠征最終日の8月16日は琵琶湖方面へ。
思えば4年前の秋に急に思い立ってこの地を訪れたのが今に至る”遠征マニア”になってしまったキッカケでしょう。
当時の私のタナゴ釣りといえばオオタナゴやタイバラを安定的に釣るのすら怪しい状況で、千葉茨城でカネヒラを始めとしたいわゆる”在来”なんて夢の様な話。まぁ何せタナゴ釣りを始めた頃は、フナ釣りの延長程度にしか考えておらずタナは底ぴったりにとってましたし、”見えてる魚は釣れない”みたいな変な考えにとらわれていて流れ川でタナゴを狙うなんて事もやってませんでしたからねぇ。
何だかんだでタナゴ釣りに関する知識も増えてきて”いつも底ぴったり”の釣りからは卒業しましたが、相変わらず初心者に毛の生えたような当時です。ドブみたいな濁り水でオオタナゴやタイバラ相手に遊んでもうのが関の山だった自分にとって「遠征なんぞ敷居が高すぎるかな」と思いながらも、他の人のブログを読んだり話を聞いたり、本を読んだりしてるうちに「本場へ行ってしまえ!」という念が強くなって遠征してしまったんですね。
現地に着いて自転車を漕ぎだして、まず琵琶湖の水がキレイなのに驚き、流れ込む河川がクリアで魚影がハッキリ見えるのに驚き。前述のようにドブみたいな所でしか釣ってませんでしたからね。タナゴ釣りといえば”いるかいないか解らない所で仕掛けを入れるもの”だった私にはカルチャーショック。
で、いくつかの水路を覗いてるうちにピンクのヒレのカラフルな魚体が遡上していくのを初めて目の当たりにして感激しましたね〜、「おー、いるよ!いるよ!」って感じで。
そこで竿を出して2匹のメスのカネヒラが釣れてえらい感激した事はいい思い出になってます。その後は結局オスは一つだけでしたし、釣り上げた総数でも大した数でも無かったです。でも、「カネヒラ釣れたよ!」「在来種を流れ川で釣る、ってこういう事なんだ!」っていう印象深い釣行でしたし、そして何より”未知の土地でポイントを開拓する悦び”を知ってしまいました・・・・罪な土地だぜ、ふぅ。
ま、そんな事もあって思い入れのある地ですので今回も遠征の”締め”の地に選びました。
米原を14時58分の新幹線に乗らないといけませんので頑張って早朝から・・・と思いましたが、連日の疲れかやや出遅れ気味。
レンタサイクルのある駅に着いて、営業開始の9時ピタリにスタート。まぁ、竿を出す時間は1箇所1時間もあればなんとかなるか、という計算です。
とにかく、サクッと答えが出る所へまずは。
魚の姿は?って感じでしたけど、何投かするうちにいつも通りにアタリが出始めました。
当地らしいグリーンのアブラボテがメイン。
ハリは新半月でエサは黄身練り。
ヤリも混じり、サイズは平均的に良かったです。
あんまり「銀鱗」っぽい感じのヤリタナゴは出ませんでした。
次はカネヒラを狙って、カネヒラの実績のある所へ来ました。
一応ヒラ打ちは散見出来ましたけど、
今年はまだ出ませんでしたね。
オスは薄い色合いの小ぶりなのが1つ。
時間的には次でラストになりそうなので、締めにふさわしい所で・・・・
雄大な琵琶湖で気分よく長竿を振ります!
いい感じで良いサイズのカネヒラが上がります。
岡山や九州に比べるとオスの色付きはまだまだ薄い印象。
外道はギル2つだけで後は全部カネヒラ。前日が酷かっただけに、短時間でこの釣果は満足。
ここでは、エサは黄身練りよりもなぜか赤虫が人気でした・・・・タナゴの好みはよく判らんなぁ。ま、最後がいい釣りになったので細かいことは良いでしょう。
今夏の長い遠征釣行もコレで最後、ちょっぴりセンチな気分で湖面を眺めた後でまた自転車を漕いで駅に戻りました。
米原で”翌日からの現実”行き(笑)の新幹線に乗り込むと、いつの間にかダウンしていたようで気が付くと既に三島を通過。さすがにここでアイスを買っても、小田原に着くまでには”食べられる柔らかさ”まで溶けませんので今回はアイスクリーム無しです、残念。
実はカレー・焼肉よりも好物の「崎陽軒のシウマイ」を買って自宅に戻りました。
これは在来線の車内で食うと”シウマイ臭”が充満するのでぐっとこらえましたよ。
いやー、しかしまぁ疲れました。木曜になった今日も半ば死んだ目だったでしょうね。でも、4日間自分のやりたいことをやりたいようにやってきたので、そこはグッとこらえてまともな商売人のふりをしてます(笑)
ただ、本当なら木曜といえば楽しみで仕方ないハズの週末の釣行の事を考えられない・・・これは長旅で燃え尽きてしまったのか?
ま、それはともかく長々と4話に渡る遠征記にお付き合いいただきましてありがとうございました。そしてまた今後ともよろしく!と、まともな人の感じでシメさせていただきます。
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