新庄剛志が突然の引退発表。一応、私は日ハムファンですけど、正直な感想は「まぁ、好きにさせてやってよ」という感じ。札幌に移転してこの地で先々やっていけるかどうか、という時に札幌に日ハムを根付かせた功労者。彼自身も今年の開幕戦の満員のスタンドを見て「役目を果たした」と思っての引退発表みたいですね。札幌に日ハムあり、を大いにアピールできたのは彼のお陰だし、３年目の今年はもう好きにさせてやってもいいかな、と。他の選手の士気に関わるとか言う意見もあるみたいですが、プロである以上は自分達の最高のプレーを見せてくれるはずなのでその辺は心配無いかと。
新庄選手クラスだと、もはや観客の前でやることなすこと全てがファンサービスという感じ。パフォーマンスにしても、魅せるプレーにしても。なかなかこういう選手はいませんので、今後の日ハムの選手・球団がどういうサービスを心がけていくもんなのか、お手並み拝見。
ファンサービスという点では１歩も２歩も劣る感のある公営競技業界。１９日付のスポニチの競馬欄のコラムにちょいと気になる記事がありました。牧太郎氏のコラムの中からちょっと引用。
・・・・・大井競馬場公認「協同組合ホースレースリサーチ東京」の高瀬孝也理事長。平たく言えば予想屋さんだ。「大井競馬 その未来とカタチ」という文章を送ってくれた。「大井競馬の入口に決して一流とはいえない芸能人の余興が演じられているが、これはファンサービスでは無い」と一刀両断。もっともである。そして「土日の南関東４競馬場でＪＲＡの馬券を売れ！」これにはファンも大歓迎だろう・・・・・
予想屋さんも思ってる事は私とほぼ同じのようです。大体、あんな２流の（失礼だとは思うが１流とは言えまい）芸能人のステージ目当てに客が集まると本気で思ってるんでしょうか。昔はキングトーンズとかロスインディオスとかが懐メロ唄ってくれたりしてそれなりに価値がありましたが（個人的には堀江淳のメモリーグラスも価値あり）、ここ数年はどうも・・・・。
先週行った時なんかは”チンドンパレード”とかいうモノをやってましたが、本物のチンドンとは似て非なるもので見る所無し、まさに「似非チンドン」。一体何の意味があるんでしょう。（ちなみに私の知り合いには本物の”チンドン屋さん”をやっていた一家がいるのでああいった似非チンドンを見る目は厳しいですぞ。）
ステージなんか止めて内馬場でフリーマーケットでもやった方がなんぼかマシかと思いますがねぇ。
さて、ＪＲＡの馬券となるとどうなんでしょうか。諸刃の刃のような気もしますが。確かに閉鎖されてる窓口がいっぱいあるのでその気になれば中央専門の窓口を設けることは簡単でしょう。
ですが、かつての高崎のように目の前では競馬やってるのに、多数の人の目は小さなテレビで放送されてる中央競馬に釘付け・・・なんてことにはならないでしょうか。本命馬券連発の高崎と違って適度に荒れる感じでレースも面白い大井なら心配無いかな？とりあえずは中央の後半３レースだけを発売、とかいう感じにして一気の「市場開放」はしないほうがいいかな、とも思いますが。中途半端ならやらないほうがいい？うーん、そういう意見もありますか・・・・。
いずれにせよ、望んでないサービスは継続されていて望まれてるものは実行されてないという状態が長く続いてるのは良くないことです。ま、お役人の経営ではよくありがちな現象なんですけど。
そうそう、サービス低下といえば大井競馬場内の食事情。掲示板の方でも話題になりましたが、売店の数がだいぶ減ってしまい、食の選択肢が少なくなってしまいました。
新たに「たこ焼き」なんて売ってますが、たこ焼きとかコロッケとかハンバーガーなんてものは競馬場でなくてもそこいらでも食えるもの。やはり「そこでないと味わえない」味覚が欲しい所。大井の売店だと威勢のいいオバチャンが調理しながら「さぁ、焼きたて！焼きたて！」とか言ってるシーンもあんまり見かけないですね。川崎競輪場とか静岡競輪場だと売店も活気があって食い気をそそられますが。
（参考・静岡競輪場の売店紹介のページ→http://www.shizuoka38.jp/institution/gourm_map.html）
やはりギャンブル場にはＢ級グルメ満載の”ギャンブル場グルメ”が欲しいです。その点静岡とか川崎は「Ｂ級グルメの玉手箱やぁ〜」（←彦磨呂ふう）って感じで券のほうが外れてもその場に居たくなりますもんね。大井だと馬券が外れ出すと帰るという選択肢しかなくなってしまいがち。
年がら年中当たりまくる人ならともかく、そうでない人が多いのですから外れが続いても居る場所のある競馬場にして下さいな。