30日は手賀沼周辺へ。
狙いは乗っ込みの始まるであろうフナに絞りました。例年この時期になると手賀沼〜手賀川の水位が上がり、いままで水位の低かった周辺のホソにも水が入り”釣りになる感じ”になってきます。
しかも、週間に雨が降った上に前日の気温も高めの予報というもあり、大チャンスと見込んでいました。サンデーアングラーにとっては、もしかしたら”年に一度”のチャンスではなかろうか?と金曜日あたりから気もそぞろ、ハリを結んだり先週の仕掛けを手直ししたりして”すき家”ばりにパワーアップ工事で、「決戦は日曜日」に備えます。
しかし、前日になると日曜は荒れ気味の天気で強風が吹き荒れるとの予報。困ったもんですが、とにかくチャンスを逃したくないので意地でも行ってやろうという固い決意。まぁ何と言いますか荒れた天気はお手のもの(笑)ですので気合で乗り切ってやろうと。
日曜の朝は通常よりもかなり早く目が覚めました。まるで遠足を楽しみしている子供のよう。
そんな訳で8時には最初のポイントで竿を出していました。
先週と比べて水位も高く期待大。早くも産卵行動に移っている魚もいて「バシャッ、バシャッ」と水音が。間違いなく魚は入ってきているようです。
エサは野釣リグルテンを使ってみました。シモリ仕掛けで練り餌を使うのは初めて。(※後で気づきましたが、シモリグルテン釣法は初めてだと思っていたら昨年1度だけ試していた記事がありました。その時は釣れてなかったので記憶に残ってませんでした(^_^;)。)
ミミズの時みたいに食い込むまで待つべきなのか、赤虫の時みたいにすぐ合わせて良いものなのかよく判ってないまま始めてしまいましたが、適当なアワセでもいい感じで釣れました。
↑いい感じです(笑)。
ここでの主なサイズはこのくらい。
型よりも数って感じでした。小型〜中型がよく釣れます。
水路の交点周辺をメインに竿の届く範囲を探ってみましたが、この場所では水路の壁沿いが良かったようです。
↑こんな感じで釣れます。
改めて動画を見ると、入れてすぐにアタリが来てるのに見逃してますね、これ。ま、こんなボンヤリした釣りでも釣れてしまうという事で。
ちなみに、仕掛けはシモリウキを6個ばかり並べたシモリ仕掛けで、ハリは2本針にしました。2本針にするとハリスが絡みやすくなるのが欠点ですが、少しでも絡みにくくするために、上針にはちょっと硬めのホンテロンというハリスを使ってみました。
真冬でもないですし、ちょっとぐらい硬めのハリスでもいいでしょう。
ハリは、乗っ込みフナ釣りの時には主にスレバリを使っているのですが、前週からはこのハリも使っています。
マルトのへら針「お~る」です。
使ってみた感想ですが、振り込みを繰り返してるうちに赤虫やキジがスッポ抜ける事のあるただのスレバリよりはだいぶ良いかと思います。
それにしても、1カ所目のポイントでいきなりの好釣果で、どうやら事前の読みは間違っていなかった模様。昨年も強く感じましたが、やはりこの時期は良いタイミングに当たればそれなりの釣果が得られるようです。
次はちょっと広くてやや流れのある所。ここから強めの雨が降り出しましたが、こういう日なのでやめません。
先ほどのように水路の壁沿いを探るもアタリが遠いです。釣れないことはないのですが・・・・
この時現在の最大サイズも上がりました。
体型はヘラっぽいです。
この後、水路の真ん中のゆるい流れのある辺りも探ると水深は一段深い様子。その辺りに仕掛けを入れると、壁沿いよりもアタリが出ました。先ほど壁沿いでよく釣れたので、どうしてもその時のイメージが強く残ってしまっていたのがいけませんでしたか。臨機応変に探らないとダメですね。
ある程度釣った所で移動。
赤虫とキジも試してましたが、反応の良さは”練り餌=赤虫>キジ”って感じでした。
ここいらで腹が減ってきましたが、いつものようにメシを食っている時間がもったいないですのでコンビニで適当にパンとオニギリを買って車内でチャチャッと済ませます。一時的に雨粒が大きくなったタイミングなので丁度良かったかな。
落ち着いた所で、次は昨年”尺モノ”を上げた所に。
今年はどうでしょうか。
いきなり、フナ以外の魚が初めて釣れました。
ツチフキ。手賀沼でも霞近辺でも以前よりよく釣れるようになった感があります。
20センチオーバーも混じったものの、ここでは最終的に尺物は出ませんでした。どうしても昨年の思いが忘れられずに粘りましたが・・・・
ここは障害物の際が一番いいポイントでした。その場その場でアタリがよく出る所を探すのもまた一興。
この頃からいよいよ風雨が強くなり、仕方なく「道の駅しょうなん」に避難。
道の駅のレストランでワタシには不似合い?な紅茶とケーキにパンなんかつまんで時間を潰します。
外では風が強まり、咲いた桜も咲くそばから吹き飛ばされていくようでなんか気の毒。
あんまり長居するのも悪いので、物販コーナーで野菜を買ったり、ホールで高校野球なんか見たりしますが、やはり気になるのは外の様子。
雨が止んだので、再び釣りをしようかとここまで一番の大物が釣れたポイントへ行きましたが、今度は風が強くて話になりません。一段高い土手の上にに立つと、桐谷美玲なんかだと吹っ飛ばされそうな風が吹いてます。
再び車内にもどり落ち着くのを待ちます。とにかく、この日は”釣れる日”ですから、このまま帰るという選択肢はまるで無く、脳内会議をするまでもなく待機です。
桐生第一高校が勝った頃、なんとか竿を出せそうな感じになってきたので釣り再開。
午前中より茶色く濁っている感じ。
しかし、アタリもあまりなくて、その上たまに釣れるのはタモロコというまさかの展開。残り時間もないので早々に移動。
結局、朝イチのポイントでラスト勝負。
雨も風も止んで、夕陽が見えます。この夕日が沈むまで粘ります。
ここに再び入ったのが正解だったようで、本日一番の大物を上げることが出来ました。33センチの大物。体型から察するにヘラブナでしょうかね?この時のエサは練り餌。
この大きさであれだけ強烈な引きですから、もっと大きなヘラだと凄いんだろうなぁ。ヘラ師がどんな悪天候でも粘る気持ちが解ります。
いつもはスロースターターなのに5時に起きた上、中断はあったものの日暮れまで丸一日釣りをしてしまいました。
かつて坂本九氏が歌っておられた「ステキなタイミング」という歌がありましたが、まさにこの日は「ステキなタイミング」だったのでしょうね。水位の上昇、数日前の雨、気温の上昇、など。大潮の新月というのも関係あるのかな?
自然相手の趣味ですので、そうそう毎回思った通りにいかないのは当然ですが、この日の釣りは事前に”良い釣りができそうだ”という”読み”をしていてそれがピタリとハマったのでいつにも増して嬉しいですね。外で竿を振るのが釣りの楽しさだけでは無く、こういうのも釣りの楽しさの一つかと感じます。
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